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1997年度のFIAGT選手権で勝利を得るためにAMG、ダイムラーベンツ社により
開発されたマシンがCLK−GTRである。
レギュレーション上、レースでの公認を得るために開発、発売された車両は
ロードゴーイングVerとよばれ、各種保安装置、エアバック、ABSなどの装備を得て公道を走れるレーシングカーとして25台のみが生産された。
公道を走るための車両として生産された車両であるが、正確にはレーシングカーとして
設計された車両を公道Verとして再構築しているため内装のダッシュボードまわり、
ステアリングエアバック以外はレーシングカーそのもので、一般の市販車とは明らかに
異なる硬質な雰囲気を漂わせている。
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エクステリア
外観はまさにレーシングGTカーそのものである。
その証拠に市販車のシャシー材料としては使われることのない、CRP(カーボンファイバーコンポジット)モノコックシャシーをそなえスチール製ロールゲージをプラスして
外装をシャシーと同様にCRPのボディで成型している。
またOZ製純正ホイールもレーシングカーと同様にセンターロック方式を採用している。
ボンネットにスリーポインテッドスターを備え、フロントマスクはCLKマスクで
はあるがフルカーボンのフロントリップ(つま先が入るくらいの地上高しかない!)、
ルーフに装備されている巨大なエアインテーク、市販車ではありえない巨大な前後
フェンダーは、明確にこの車が限界域のみで使用されるレーシングカーであることを
見る者に感じ取らせるのである。
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インテリア
外装の雰囲気とは違い、特徴的なガルウィングドアを持ち上げてタイトな
バケットシートに座り感じるのは内装のメルセデス性であろう。
ステアリングに組み込まれたエアバック、バックスキン表皮のダッシュボードに
埋め込まれたエアベンチレーションの噴出し口、メルセデス特有のウィンカレバー、
ライトスイッチなどあくまでもメルセデスの乗用車から乗り換えてもあまり違和感の
ない構成となっている。しかし細部を確認してみると市販のメルセデスでは見ることの
ない、バックスキンステアリング、アルミ材質の豪強なシフトレバー+ペダル類、
フルバケットシート+4点式シートベルトと各所にレーシングカーに近い
マテリアルを組み込んで仕上げられている。またシフトレバー前方ハザードスイッチの
下にはその車両のシリアルナンバーが刻まれたプレートが装着されている。オーナーは
その車が全世界で25台しか存在なくまた自身がそのドライバーであることを視覚的に
印象付けられるであろう。
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エンジン、トランスミッション
エンジンはV12 6000CC DOHCエンジンをベースにAMGの手により
6898CCまでスープUPされ612PSの出力を6800回転で発生する。
パワーウェイトレシオは約1.6Kgと(車重はわずか1000Kgしかない)
まさにレーシングカーそのもののスペックを持っている。
トランスミッションは5速シーケンシャルマニュアルでステアリングスイッチでの
コントロールとなっている。
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インプレッション
カーボンコンポジットのシャシーによるほとんど無限大の剛性感、レース用として開発されたエンジンのパワー、その操縦性などロードゴーイングVerのレーシングカーということもあり今回は試乗をしていないので、その走りをお伝えできないのは残念であるが、世界に25台しか存在しない貴重な車両を皆様にご紹介できることは、インプレッション担当として非常な喜びを感じる。
ウッドストック東京SHOWROOMにていちど実車をご覧になられて、そのソリッドな存在感、レーシングカーとしての
オーラを実際に感じとられてみてはいかがでしょうか?
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