|
1963年に登場したポルシェ911シリーズ。ポルシェを代表する
このモデルは以来40年間スポーツカーの代名詞として人々を
魅了しつづけている。
21世紀をむかえ前モデル996シリーズによって
近代化されたポルシェは、新しい時代にふさわしい電子制御デバイスを
搭載しよりダイナミックなスポーツフィールを手に入れた。
|
|
 |
エクステリア
従来の911シリーズのイメージを確実に残しながらも、より洗練された
パフォーマンスを感じさせるスポーティな外観にまとめられている。
996より997モデルとなり新型ボクスターと区別されたフロントフェイスは、
996のフロントのイメージを払拭してあたらしい時代の911シリーズを感じさせてくれる。
カレラSには専用19インチAW、レッドに塗装されたキャリパーを装備している。
|
|  |
インテリア
インテリアも同様に996型までのブラックを基調としたものから
アルミ風の華やかな材質に変更されている。内装のパネル材質が変更された
ことにより従来の黒基調パネルと比べ、走りを華やかさをイメージさせている。
またパネル類の仕上げもしっかりと仕上げられスポーティなイメージに
プラスして車に非常にしっかりとしたイメージを感じさせる。
カレラSには専用スポーツステアリングが装備され走りのイメージをさらに
かきたてている。
|
|
 |
エンジン、トランスミッション
カレラS用に採用された3.8L水平対向エンジンはカレラ用の3.6Lに
較べ排気量で229cc、エンジン出力で30PSパワーUPされている。
回転フィーリングは996モデルに比べスムーズさが格段に増しており、
非常に精密に高回転域まで吹けあがるユニットとなった。
微細な回転変化にも精密に反応し工作精度の高さが感じられるものだ。
パワーフィーリングも明らかに向上しており、スポーツエンジンとして
シャシーともマッチングも高度な次元でバランスしている。
6速マニュアルミッションは新設計されている様子で、よりショートに
なったストロークにもかかわらず、操作感は逆に軽くスムーズとなっている。
これならばTIPSと比較してもMTであることのメリットを十分に堪能することが
可能だ。水冷化されてから乗り手の少なくなったMTではあるが、997モデルとなり
その素晴らしさを実感できれば選択するドライバーも増えて行くであろう。
またクラッチも踏力が軽く、日常の使用でもまったく苦になることはない。
「スポーツクロノプラスパッケージ」
サスペンションはオプションのスポーツクロノプラスパッケージが装備されている。
カレラSに標準装備のPASMにプラスしてスポーツモードを選択すると、
エンジンとサスペンションを同時にコントロールしてパフォーマンスを向上させる
魅力的な装備である。その実際の走りはというと・・・
|
|
 |
インプレッション
あいにくのウエットコンディションであったが、911カレラSは通常走行では
動きを乱すこともなく安心してスポーツドライビングを楽しむことができる。
パワーUPされたエンジンはパワフルでMTということもあり、きびきびと
路上を駆け抜けていく。
ノーマルモードではサスペンションも硬すぎず、
助手席に女性をのせていても苦情がでる事はないであろう。もちろんノーマルな
モードでもスポーティさが損なわれることはなく良いまとまりを感じさせる。
センターコンソールの下に装備されているスポーツモードボタンを押して
スポーツモードで走行するとその走りはどう変わるのであろうか。
信号待ちから軽く加速しながらスポーツモードに切り替えると、瞬時にスポーツモードに
切り替わりカレラSが本来の姿になったことをドライバーに意識させる。
その走りは豹変しエンジンの吹けあがり、エグゾーストノート、エンジンの
パワーフィーリングまでも変化させる。
スポーツモードで硬く抑制されたサスペンションの制御は、体感的に非常に硬く
その走りは非常にレーシーである。ウェットコンディションにもかかわらす
スポーツモードでもかなりのペースで走行することが可能だ。
電子制御装置がエンジン、サスペンション、PSMを統合して車両を
制御しているのでドライバーは適度な緊張を持ち、ドライビングを楽しむ事ができる。
(しかしスポーツクロノパッケージに装備のストップウォッチを操作する
余裕はわたしにはなかった)
996カレラと比べさらに進化した997カレラSは日常的な使用に際して、
さらに柔軟になりつつも、よりスポーツドライビングを追及するドライバーに
対してさらに魅力的な‘‘ポルシェ‘’に進化している。
マニュアルシフトのスポーツ感覚を思い出させる1台である。
|
|
|